Woman’s おすすめポイント
ケイティ・ホームズは現在41歳ですが、2004年に公開された【ホワイト・プリンセス】の頃は20代中盤。現在でもその優し気な目元が素敵なミセスですが、当時のケイティは桁違いに可愛すぎです。可愛らしい目元とともに、ちょっとぷっくりとした頬の感じが、大事に育てられた箱入り娘にぴったりでした。そのキュートなケイティとともに出てくる、マーク・ブルカスもまた、甘い目元が特徴的な超絶イケメンなのです。プリンセスがお忍びで・・・という、【ローマの休日】さながらの夢の設定の中、美男美女の甘い恋を追うだけで、女性が夢中になる満足度高めの映画ですが、この映画のラストには誰もが心を締め付けられることでしょう。“叶わぬ恋”の結末がドラマティック過ぎて、意外とハマること間違いなしです。(参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA
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2000年前半のラブ・ロマンスに多いドリームストーリー
2001年アン・ハサウェイの【プリティ・プリンセス】、2004年ヒラリー・ダフの【シンデレラ・ストーリー】など、「学園×プリンセス」のラブストーリー映画が、多い2000年代前半。プリティ・プリンセスはヒットし続編も製作されているほか、ヒラリー・ダフはその後も活躍し続け、この時代に観られがちな、自信の名前がタイトルに入った作品に出演するなど、「学園×プリンセス」な映画から、人気がさらに上がっていったイメージです。「学園×プリンセス」に限らず、この時代はいわゆる“シンデレラストーリー”と呼ばれる、才能や美貌が開化するストーリー展開や、今回紹介している【ホワイト・プリンセス】のように、ちょっとだけ憧れの世界や、夢見がちなストーリー展開が多いのも魅力的です。ヒラリー・ダフの【パーフェクト・マン ウソからはじまる運命の恋】(2005年)や【リジー・マグワイア・ムービー】(2003年)などもその一つでしょう。少しだけ現実的でないようなところが、ある意味世の女性を虜にしてしまうのです。
ケイティ・ホームズの黄金期
今でこそ、元夫のトム・クルーズとの関係の事や、愛娘のことなどでしか、話題に上がることがほとんどないケイティですが、まさに【ホワイト・プリンセス】時代は黄金期と言えるでしょう。冒頭の通り、愛らしい目元とぷっくりとした頬は、日本でもウケる美女っぷりです。ケイティ自体、一見地味にも見えるその出で立ちですが、顔立ちとまなざしはまさに、役柄の大統領の娘にふさわしく、黄金期の女優そのものです。映画の中では、その役柄のせいで、地味な服を着ていることが多いですが、水着になるシーンやバーで奔放に踊るシーンなど、ケイティの魅力がキュートに映し出されるシーンは見ものです。現在は自身が母親業にいそしんでいますが、【ホワイト・プリンセス】での、ケイティの聞き分けの良い、愛娘っぷりも可愛らしくて素敵です。
イケメン マーク・ブルカスを知るきっかけに!
ケイティ・ホームズ演じるサムと恋に落ちる、ジェームズを演じるマーク・ブルカスですが、現れた時のあの瞳ときたら!ブルーの瞳は、目元が少し垂れている優し気な眼差しをしています。ヒラリー・ダフの【シンデレラ・ストーリー】に出演している、若い頃のチャド・マイケル・マーレイにも似ているような、甘いマスクが印象的です。サムをマスコミから逃がすときに、彼女を守りながら走るシーンや、サムの初めてのゲームセンターで、やり方を教えてあげるシーン、タキシードを着こなす彼、実に紳士的です。驚くべきことに、主演級での出演はこの後あまりないように見受けられますが、【ホワイト・プリンセス】での彼は、サムを守る姿や、心配そうに見守る眼差しや、サムに懲らしめられてヤキモキしている様子が、なんとも女ゴコロをくすぐるハンサムさんなのです。(参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%82%B9)
ストーリーの肝はラスト3分の1に。
ケイティ演じるサムと、マーク演じるジェームズが惹かれ合うことは、物語上明確なことであるにも関わらず、2人が惹かれ合っていくのが面白く感じます。サムが、自由や一般の人と変わらない普通の生活を羨望する、大統領の娘であるとい設定であり、一般の人である大学生ジェームズと惹かれ合うことは、いわゆる禁断の恋という設定が、結果が分かっているはずの物語を面白くさせます。また、自由を求めるサムが、自由を手に入れたと思っていた矢先に突き付けられる現実は、禁断の恋の中でも、とてつもなく切ないものでした。サムを助けるジェームズが頼もしく格好良かっただけあって、サムの悲しそうな顔や、ジェームズの覚悟を決めた顔が印象的でした。両親が反対して2人を引き離すとか、マスコミにフューチャーされて関係断裂を余儀なくされるとか、そういった展開かと思いきや、それ以上に心をえぐられるストーリーなのでした。
Woman’s おまけポイント
【ホワイト・プリンセス】は、そのまま楽しむこともできますが、親の七光りと呼ばれる人、家業のために将来が既に決まってしまっている人、格差がある人を好きになってしまった人、叶わぬ恋をしている人、友達の影に隠れてしまっている人、友達と喧嘩をしてしまった人、親離れ・子離れができない人、好きな人を振り向かせるために暴挙に出た人、好きな人に嘘をついた人・・・など、いろいろな人の心に響くストーリーでもあり、またそういった境遇を思い描いて、感情移入がしやすい映画です。サムとジェームズの、行動とは裏腹の気持ちや、もどかしい気持ちに心動かされる傑作です。
kato
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