Woman’s おすすめポイント
【あと1センチの恋】の大筋は、思い合う幼馴染が、お互いに素直になれずに、すれ違いを繰り返していく物語です。しかし、同時に夢を叶えることに対しても“あと1センチ”であるこの映画は、言葉にすることの大切さや、夢を信じる大切さ、つまり行動する大切さを教えてくれます。夢や恋は、いつでも叶えることはできるのです。例え、母親になったとしても。すれ違う2人を見て感じるもどかしさが、巡り巡って自分の人生を見直すことを促してくれます。あと一歩を踏み出す勇気を出すだけで、人生が変わりうるということを教えてくれるのです。母親や父親になるということ、諦めかけた夢への挑戦、大切な人の死など、アラサー女子には突き刺さるシーンがたくさんある作品です。
観る者を惹きつけて止まない2人の恋の行方
結婚式と思しき会場で、リリー・コリンズ演じるロージーが、サム・クラフリン演じるアレックスに向けて、祝辞を述べた後、号泣しているシーンから始まります。幼馴染の2人が、お互いに思い合っているにも関わらず、その思いを言えずにすれ違ってしまうストーリーであることは、あらすじから分かることですが、まさか、1番最初の場面から既に、2人の恋愛が失敗しているとは・・・!その後、その結末に至るまでの道のりが描かれることとなるのですが、2人が一緒にならないことを知っているのに、2人がお互いを見つめる瞳は、どこかで「2人が結ばれないはずない」と思わせるのです。それほど、お互いがお互いを思う気持ちは明確で、もし私たちが彼らの友人ならば、確実にこうアドバイスすることでしょう。「気持ちを伝えるべきだ」と。
しかし、お互いにそんな表情をしているにも関わらず、2人の恋路が交わることがなかなかありません。度重なるチャンスが起こるたびに、「今度こそは」と期待する気持ちで見ますが、また振り出しに戻ったり、より複雑になったりする2人の関係は、夢中になって追いかけてしまいます。数々のすれ違いを経て、やっと時系列が追いついた時、ロージーとアレックスの運命がすれ違い始めた頃の登場人物が現れたり、当時のパロディのような会話がなされ、それが統一感を生み、ロージーとアレックスらしいストーリーとなっています。
諦めかけた夢は、母親になっても実現できる。
ロージーの夢についての表現は随所にあります。「自分のホテルを持ちたい」その夢を叶えるために、ボストン大学でホテル経営を学ぼうとしていましたし、ロージーがホテルマンである自分の父親と夢について語り合うシーンでは、その夢についてとても思い入れがあることを匂わせています。父親から来ていた手紙を読むことで、夢を叶えることをもう一度志すのです。父親の手紙にはこう書いてありました。
妊娠が分かる前 お前にも夢があったな 立派な母親になったお前を 誇りに思うよ お前はできる子だ 望めば 必ず叶う 夢をあきらめないでくれ いいね?
【あと1センチの恋】ロージーの父からの手紙 日本語字幕より
母親になる、妻になる、そういうライフステージにいる女性にとって、自分の夢と向き合う時間はあまりないのかもしれません。いや、時間はもしかしたらあるのに、どこかで自分は夢と向き合ってはいけないと思ってしまっているのでしょう。そういう全ての人に、この物語はメッセージを届けているのです。
リリー・コリンズの美しさ、サム・クラフリンの繊細さに見入ること間違いなし
白い肌、赤い唇、深い黒がつややかな髪、存在感のある眉、祝杯を挙げたくなるほどに、リリー・コリンズは美しく、ことある場面で彼女に見とれてしまいます。リリーは、【白雪姫と鏡の女王】、【シャドウハンター】、【しあわせの隠れ場所】、【ハッピーエンドが書けるまで】などに出演していますが、リリーの顔立ちは、もはやおとぎ話に出てくるお姫様さながらです。プロムのことで、リリーが何か考えながら海辺の方に目をやるシーンや、プロムでは、他の子と踊るアレックスを悲しそうに見つめるシーン、未来に目を輝かせるアレックスを前に、妊娠を言えずに涙目で祝福するシーン、空港で送り出す表情・・・。映画を通して印象的な表情を上げていくとキリがないほどに、リリーの愛おしい顔立ちのオンパレードです。(参照:https://g.co/kgs/8xXsDf)
サム・クラフリンもまた、いい味を出しています。サム・クラフリンはイギリスの俳優ですが、イギリス人らしいフォーマルさが魅力で、清潔感と哀愁感を漂わせるパーフェクトイケメンです。【世界一キライなあなたに】や、【ハンガー・ゲームシリーズ】、【パイレーツ・オブ・カリビアン/命の泉】、【スノー・ホワイト】などの出演している、これからも大注目の俳優です。優しい目元と、愛らしい口元とは裏腹に、太い首や鍛えられた体を持つ彼にも、目が釘付けになること間違いなしです。(参照:https://g.co/kgs/pJdgXS)
挿入歌に注目!①サントラが素敵すぎる!
【あと1センチの恋】では、そのサントラも素敵です。下記がサントラです。
- I’ ll Never Fall In Love Again – Iba feat. Martin Gallop(冒頭のシーン)
- Son of Sam – Elliot Smith(ボストンの芝生でロージーがアレックスにキスしようとするシーン)
- Alone Again (Naturally) – Gilbert O’ Sullivan(アレックスと喧嘩した夜のシーン)
- Life With Grace – Super700(ホテル開業のラストスパートのシーン)
- Take Me To A Higher Plane – Kate Nash(グレッグが父親として家族の一員になるシーン)
- Get Me Back – MiMi & The Mad Noise Factory(エンディング)
- I’ m Confessin – Peggy Lee(アレックスがロージーに手紙を書くシーン)
- Tiny Dancer – Elton John(アレックスの父親と夢を語るシーン)
- Love. Rosie – Ralf Wengenmeyr(プロム前の身支度のシーン)
- A Letter From Boston – Ralf Wengenmayr(ボストン大学の合格通知を受け取るシーン)
- We Keep In Touch, Okay – Ralf Wengenmayr(空港での別れのシーン)
- Kathie’ s Theme – Ralf Wengenmayr(ロージーが赤ん坊を抱くシーン)
- Can I Be Godfather – Ralf Wengenmayr(アレックスがケイティの父親代わりを申し出るシーン)
- Please, Come Visit, Okay? – Ralf Wengenmayr(ケイティとロージーの砂浜のシーン)
- I Wasn’ t Ready To Be A Dad – Ralf Wengenmayr(アレックスとサリーの別れのシーン)
- 18th Birthday – Ralf Wengenmayr(アレックスの告白シーン)
- To The Dance? – Ralf Wengenmayr(アレックスがロージーをやっとダンスに誘ったシーン)
- Reprise – Ralf Wengenmayr(エンディングまでのシーン)
挿入歌に注目!②有名楽曲が使われている!
ラルフ・ヴェンゲンマイアー氏作曲のサントラが、ロージーの切ない感情をよく表し、アレックスとロージー2人の、哀しみもほっこりする気持ちも愛情も、全てが入った曲調に、感情移入が過ぎるほどでした。他にも、ロージーがグレッグの浮気現場を押さえに行き彼の荷物を片付けるシーンではリリー・アレンのFuck you、18歳の誕生日でのパーティーソングではビヨンセのCrazy In Love、ロージーがアレックスの結婚式にいそぐシーンでは【プラダを着た悪魔】でお馴染み、KTタンストールのSuddenly I see、浜辺でのパーティーシーンではエレクトリックゲストのAwake、プロムのパーティソングにはNaughty By NatureのHip Hop Hooray 、ロージーとグレッグの結婚式のシーンではリリー・アレンのLittlest Thingsなど、ハッとする印象的な曲が多く使われています。
(参照:https://www.what-song.com/Movies/Soundtrack/1638/Love-Rosie)
Woman’s おまけポイント
ベサニー役のスキ・ウォーターハウスを見て、どこかで観たことがある・・・と思う方もいるでしょう。イギリス生まれの彼女は、本業はモデルですが、最近では【名探偵ピカチュウ】にも出演するなど、日本でも知られてきているのではないでしょうか。【トワイライト】などでも有名な、ロバート・パティンソンとの交際も注目されているスキは、海外の方にしてはつぶらな瞳と、その瞳と並行にある、敢えて髪の毛よりも濃い色に仕上げている眉が特徴的な美人さんです。リリー・コリンズと言い、彼女と言い、眉に存在感を出すスタイリングは、確かに効果的であると言えるでしょう。
kato
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